カレンチャンのブログ

フリーランスの管理栄養士🥕まっすぐ生きてます。23歳、神奈川県茅ヶ崎市出身🏄‍♀️

【管理栄養士が解説】生野菜じゃないと意味ないの?

「野菜はたくさん食べましょう!」

小さい頃から言われ続けているけれど、

『``たくさん``ってどれくらい?』

『生野菜の方が栄養的に良いの?』

 

知ると野菜が食べたくなるお話をしたいと思います。

 

たくさんとは?

野菜は1日350g以上(1食120g)食べると良いと言われています。

1日3食だとして、毎食

・生野菜だと両手1杯

・加熱するとかさが減るので片手1杯

 

これは、野菜に含まれるカリウムやビタミンC、食物繊維などの摂取量の関係を検討し、野菜を350g以上摂取することで必要量を満たすことから提唱されました。

 

野菜を食べるメリットは

  1. 低カロリーのため、肥満予防に役立つ
  2. よく噛むことによって満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができる
  3. 腸内環境を整え、便通をよくする
  4. 料理のかさ増しになる

など。

 

野菜=サラダをイメージする方が多いかと思います。

栄養学の知識がある方は、

「ビタミンとかミネラルって加熱すると壊れたり、水に溶け出すんでしょ?」

と言う方もいらっしゃいます。

 

たしかに、熱に弱い栄養素、水に溶け出す栄養素もあります。

しかし

``生野菜じゃないといけない``訳ではありません。

生野菜も、加熱した野菜もそれぞれメリット・デメリットがあります。



生野菜として食べる際は、

なるべく細かく刻んで、野菜の細胞壁を壊すと消化・吸収が良くなります。

 

また、ドレッシングやマヨネーズは少量でもカロリーが高いので、かけ過ぎには注意が必要です。

 

どうしても味が薄いと感じたら、香味野菜ミョウガや大葉など)を加えると香りがプラスされるため、ドレッシングやマヨネーズの量が減らせます。

 

加熱した野菜を食べるときは、スープにすると水に溶けやすい栄養素も摂ることができます。

熱に弱い栄養素もありますが、油と一緒に摂ることで吸収が良くなる栄養素もあるので、生野菜が良いとは限らないので

 

生野菜も加熱した野菜も、普段の食事に取り入れて

野菜を1日350g食べる

を目標にしてみてください!