「野菜はたくさん食べましょう!」
小さい頃から言われ続けているけれど、
『``たくさん``ってどれくらい?』
『生野菜の方が栄養的に良いの?』
知ると野菜が食べたくなるお話をしたいと思います。
たくさんとは?
野菜は1日350g以上(1食120g)食べると良いと言われています。
1日3食だとして、毎食
・生野菜だと両手1杯
・加熱するとかさが減るので片手1杯
これは、野菜に含まれるカリウムやビタミンC、食物繊維などの摂取量の関係を検討し、野菜を350g以上摂取することで必要量を満たすことから提唱されました。
野菜を食べるメリットは
- 低カロリーのため、肥満予防に役立つ
- よく噛むことによって満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができる
- 腸内環境を整え、便通をよくする
- 料理のかさ増しになる
など。
野菜=サラダをイメージする方が多いかと思います。
栄養学の知識がある方は、
「ビタミンとかミネラルって加熱すると壊れたり、水に溶け出すんでしょ?」
と言う方もいらっしゃいます。
たしかに、熱に弱い栄養素、水に溶け出す栄養素もあります。
しかし
``生野菜じゃないといけない``訳ではありません。
生野菜も、加熱した野菜もそれぞれメリット・デメリットがあります。
生野菜として食べる際は、
なるべく細かく刻んで、野菜の細胞壁を壊すと消化・吸収が良くなります。
また、ドレッシングやマヨネーズは少量でもカロリーが高いので、かけ過ぎには注意が必要です。
どうしても味が薄いと感じたら、香味野菜(ミョウガや大葉など)を加えると香りがプラスされるため、ドレッシングやマヨネーズの量が減らせます。
加熱した野菜を食べるときは、スープにすると水に溶けやすい栄養素も摂ることができます。
熱に弱い栄養素もありますが、油と一緒に摂ることで吸収が良くなる栄養素もあるので、生野菜が良いとは限らないので
生野菜も加熱した野菜も、普段の食事に取り入れて
野菜を1日350g食べる
を目標にしてみてください!