糖質を抑える=痩せる
『糖質制限ダイエット』が注目されています。
栄養素の中で、エネルギーに変わるのは、三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)とアルコールです。
ちなみに
- 炭水化物(糖質)1g=4kcal
- たんぱく質1g=4kcal
- 脂質1g=9kcal
- アルコール1g=7kcal
炭水化物はエネルギー源になる糖質と、消化・吸収されない食物繊維に分けられます。
糖質は摂り過ぎると消化されずに中性脂肪として蓄えられ、肥満の原因になります。
そのため糖質は、ダイエットをする上では悪者のように扱われ、冒頭の
糖質を抑える=痩せる
糖質制限ダイエットにつながっています。
確かに、他の栄養素の摂取量を変えずに糖質だけを減らせば確実に体重は減ります。
ただ問題は、糖質を減らした分のエネルギーを脂質やたんぱく質で摂ったときに体重は減るのか。
簡単に言うと、
お茶碗のご飯を減らして、その分おかず(肉や魚、卵、大豆製品など主菜に当たるもの)を増やすことで体重は減るのか?
この図を見ると分かる通り、体重の増減はエネルギー(カロリー)摂取量と消費量のバランスであって、糖質を減らすかどうかではない。
つまり、糖質を減らすことだけに気をとられて、おかずの摂取量が増えることのないように、食事全体のエネルギー(カロリー)を控えることを意識することが大切ということになります。
糖質=悪者
ではなく、
糖質を摂りすぎること・ご飯を減らすかわりにおかずを増やしてカロリーが増えることが体重増加の原因
ということになります。
ちなみに糖質の役割は、体の主要なエネルギーになるだけでなく
- 遺伝情報を担うDNA、RNAなどの構成成分になる
- 脳のエネルギーになる
など重要な役割をしている栄養素の一つです。
適量摂取していれば、糖質で体重が増えることはありません。
安心して食べましょう。
ちなみに適量はどれくらいか。
この記事を参考にして見てください。