ビーガン(Vegan)料理は前から知っていましたが、一度も食べたことがなかったので食べてみようと思い立ち
新宿にあるMr.FARMERに行ってきました。
店内は、観葉植物がたくさんあり、自然の中にいるような落ち着く空間。
1人でも入りやすいお店でした。
私が頼んだのは、
豆腐と人参のビーガンスパイスケーキ
なかなか勇気のあるものを頼んでみました(笑)

見た目は、ドライカレーっぽい(笑)
味は凄く美味しかったです。
こういったチャレンジしたメニューが当たったとき凄い嬉しい!
ここ最近で一番感動しました。
また他のメニューも食べに来ようと思いました。
ビーガンについて少し勉強したので
簡単にまとめます。
ビーガンとは、
簡単に言うと「完全菜食主義者」つまり動値物性食品を一切摂らない人たちを指します。
肉だけではなく、卵や乳製品、蜂蜜なども摂らず、野菜や果実、穀類、豆類、種実類などの植物性食品を中心とした食事をします。
中には化粧品や毛皮などの衣料品にも動物性のものを使用しない主義の人もいるそうです。
``ビーガン``の中でもいくつかの種類があり、
細かく分類すると果てしないため、ここでは簡単に

ざっくりですがまとめました。
ちなみに日本にも「精進料理」と呼ばれる、肉や魚を一切摂らず、だし汁もカツオの代わりに昆布や椎茸でとるビーガンに似た食文化があります。
それでは本題に入ります。
そもそもビーガン料理って美味しいの?
実際に食べてみて、ビーガンだからとか、関係なく
料理として評価しても凄く美味しかったです。
人参の甘み、スパイス、ナッツなどを色々研究されて作られたのが分かるくらい満足感がありました。
植物性食品だけしか使われていないと、
「お腹いっぱいにならなそう」とか
「満足感がなさそう」と勝手に思っていました。
その概念が一気に覆された体験ができました。
栄養学的にどうなの?
ビーガン料理には、良いところもあれば、気をつけなければいけない点もあります。
まずは良いところ。
- ・野菜や大豆等の低カロリー食材が中心となるため、摂取エネルギー量が減り体重減少が期待できる
- ・植物性食品には食物繊維が豊富に含まれるため便通改善が期待できる
- ・肉には血中コレステロールを上昇させる飽和脂肪酸が多く含まれるため、植物性食品をたんぱく源とすることで動脈硬化や心疾患のリスクが減少する
気をつけるべき点は、栄養素が偏りやすいことです。
特に不足しやすいのは
・ビタミンD
・ビタミンB12
・鉄
・カルシウム
・亜鉛
の5種類です。
あれ?たんぱく質は?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
肉、魚、卵や乳製品を食べないため``たんぱく質``が不足しやすいイメージがあるかもしれませんが、たんぱく質は豆類や大豆ミート、豆腐などから十分に摂取できるため、意外にも不足はしにくいと言われています。
ではこの5種類を不足させないためにはどうすればいいか、一つずつ解説していきます。
①ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収や代謝を助ける、骨や歯の形成や成長促進に不可欠な栄養素です。
穀類や野菜、肉にはほとんど含まれず、魚介類やキノコに多く含まれます。
油と一緒に摂ると吸収力がアップすると言われていますので、不足しないように計画的に摂取しましょう。
また、紫外線に当たることでも生成されるので、日光浴もオススメです。
②ビタミンB12
ビタミンB12は赤血球の生成に不可欠で不足すると貧血になりやすくなります。
基本的に動物性食品にしか含まれないため、サプリメントなどで補うようにしましょう。
③鉄
鉄も不足すると貧血になります。動物性食品には吸収されやすいヘム鉄が多く含まれます。植物性食品にも、青菜類や大豆製品には非ヘム鉄が含まれます。
④カルシウム
カルシウムは骨や歯を作る、筋肉の働きを調整する働きがあります。動物性食品(特に牛乳、乳製品、小魚)に多く含まれます。植物性食品には、青菜類や大豆製品に含まれます。ビタミンDと一緒に摂ると吸収力がアップすると言われています。
⑤亜鉛
亜鉛は不足すると免疫機能が低下、成長障害・味覚障害・集中力低下が起こります。たんぱく質を含む食品に多く含まれ、牡蠣やレバー、牛肉、チーズなどに多く含まれます。大豆製品にも含まれていますが、ビーガン料理は亜鉛が不足しやすいため、サプリメント等で補うと良いでしょう。
ビーガン料理にはメリットもあれば、気をつけるべき点もあることが分かります。
・宗教的
・健康上
・動物愛護的
・地球環境への配慮
・政治的
など様々な理由で動物性食品を食べない方がいらっしゃいます。
足りない栄養素を把握し、計画性をもって食事をすることで、ビーガン料理には様々な可能性があると思います。